2022-06-10
U-21日本代表は8日(水)、AFC U23アジアカップウズベキスタン2022のグループステージ第3戦となるタジキスタン戦を翌日に控え、非公開のトレーニングを実施しました。
UAE戦、サウジアラビア戦と同様に、前日練習は冒頭15分のみメディアに公開し、多くの時間を人目に触れない集中した環境でトレーニングに臨みました。公開した時間の中では、ジョギングとアジリティトレーニングで体をほぐし、パス&コントロールやロングキックといった基礎的なメニューでしっかりとボールと芝生の感覚を確かめ、非公開とした後は、タジキスタン戦に向けた具体的な戦術の確認と、セットプレーのトレーニングに時間を割きました。
タジキスタン戦前日のこの日は中島大嘉選手の二十歳の誕生日です。夕食後にはお祝いのケーキが振る舞われ、主役の中島選手は「タジキスタンに絶対に勝ってノックアウトステージ行きを決めましょう!」と力強く話し、チームの結束力を高めました。
次の試合会場は、これまで2試合を戦ったパフタコールスタジアムではなく、ブニョドコルスタジアムです。ブニョドコルスタジアムは別名・ナショナルスタジアムとも呼ばれており、ウズベキスタンを代表するスタジアムで、今大会の決勝の会場にもなっています。客席を覆う特徴的な大きな屋根が、選手を苦しめる強烈な日差しを遮って恵みの日陰を作ります。
日本が入るグループDは、2試合を終えてサウジアラビアと日本が1勝1分の勝ち点4で並びますが、得失点差で上回るサウジアラビアが1位、日本は2位につけています。1勝1敗の勝ち点3で3位のUAEとグループ首位のサウジアラビアとの試合結果に関わらず、勝ち点を獲ればノックアウトステージ進出が決まる状況ですが、大岩剛監督が大会前に行われた公式会見で「結果を求めて勝利を積み重ねる」と話したように、目の前の試合に勝つことだけを考えて全員が日々のトレーニングに励んできました。首位でグループを通過するためにはサウジアラビアを上回る大量得点が必要になる場合もありますが、「それも視野に入れている」と大岩監督は話しつつ、「一気に大量に点が入るわけではない。まずはひとつずつ」と積み重ねを強調しました。
ノックアウトステージ進出を懸けたタジキスタン戦は、9日(木)の日本時間22時キックオフ予定です。