終了間際のゴールは取り消しに…FC東京と柏はスコアレスで決着


2022-05-25

21日、各地でJ1第14節が開催された。味の素スタジアムで行われたFC東京対柏レイソルは、スコアレスドローに終わった。

ホームの7位・FC東京は、1-2で敗れた前節・磐田戦からスタメン5選手を入れ替えて、DF森重真人、DF小川諒也、MF松木玖生、FWアダイウトン、FW紺野和也が名を連ねた。アウェーの4位・柏は前節・G大阪戦(●0-1)から1選手の変更にとどめ、韓国代表GKキム・スンギュがメンバー外となり、GK佐々木雅士が今季リーグ初出場をはたした。[スタメン&布陣はコチラ]

FC東京はリーグ戦3連敗を含む公式戦4試合勝ちなし(1分3敗)、柏は公式戦3戦勝ちなし(1分2敗)と、調子を落としている両チームによる一戦。

最初のチャンスはFC東京がつくる。開始3分、MF安部柊斗が高い位置にプレスをかけにいって柏のパスミスを誘ってアダイウトンが奪うと、中央の安部へ。安倍とDF古賀太陽が競り合いながら互いに足をのばすと、ゴールに向かってボールは転がったが、GK佐々木が左足でセーブして先制点を奪うことはできなかった。

守りの時間が多くなっていた柏だが、前半17分にカウンターからCKを獲得すると、そこから続けざまにCKを獲得。同20分には、CKの流れから一度最終ラインまで戻すと、古賀がMFマテウス・サヴィオにつけると、マテウス・サヴィオがFW細谷真大にスルーパスを通す。細谷はGKとの1対1を創出したが、GKヤクブ・スウォビィクの好セーブにあってしまう。

交代なしで試合が推移する中、マテウス・サヴィオは自ら獲得したゴール正面でのFKで、約30mの距離から直接右足を振り抜く。カーブを描いたボールはクロスバーを叩き、はね返りをFW小屋松知哉がつめたが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。

最初に交代枠を使ったのは、FC東京のアルベル監督。後半16分、DF長友佑都と紺野に代えて、DF中村帆高とMF渡邊凌磨を投入した。すると、22分には渡邊が右サイドのMF青木拓矢へ展開、青木のクロスは柏守備陣に当たってコースが変わったところに、渡邊がつめたが、シュートは枠を大きく越えてしまった。

26分にFWディエゴ・オリヴェイラを下げてFW永井謙佑を入れていたFC東京は、その2分後には、小川の縦パスから永井が抜け出し、決定機を迎えたが、シュートはゴールポスト右へとそれてしまう。

らさにFC東京は32分、アダイウトンが左サイドから中央へとドリブルし、右足を強振する。しかし、強烈なシュートはクロスバーに弾かれてしまう。

FC東京に流れが傾き出したところで、柏のネルシーニョ監督は一挙に3枚替えを断行。細谷、MF戸嶋祥郎、MF椎橋慧也に代えて、FW森海渡、MFドッジ、MF大谷秀和を送り込んだ。

その後、FC東京はMF三田啓貴、柏はFW升掛友護を途中出場させて、互いに1点を奪いに行く。

すると後半45分、DF三丸拡の右CKに最後は、DF上島拓巳が押し込んでゴールネットを揺らしたが、VARが介入した結果ノーゴールの判定に。試合はそのままスコアレスで終了し、勝ち点1を分け合った。

 


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