2022-06-06
ウォルバーハンプトンのポルトガル代表MFルベン・ネヴェス(25)は今夏、プレミアリーグの上位陣への移籍などが噂されてきたが、ローマも獲得に乗り出しているようだ。イタリア『カルチョ・メルカート』が報じている。
2017年7月にポルトからウォルバーハンプトンへと加入したネヴェス。中盤の底からゲームを組み立てるプレーメーカーで、エリア外からの強烈なミドルシュートも武器のひとつだ。これまでウォルバーハンプトンでは公式戦通算212試合24得点12アシストを記録しており、同胞のポルトガル人が多いチームにあっても、常に不可欠な存在として君臨してきた。
近年のウォルバーハンプトンでの活躍により、アーセナルやマンチェスター・ユナイテッドといったクラブからの継続的な関心が寄せられてきたネヴェス。本人の移籍希望も重なり、今夏はさらなるステップアップのタイミングかと思われているが、ジョゼ・モウリーニョ監督率いるローマも獲得レースに参戦した模様だ。 『カルチョ・メルカート』によると、モウリーニョ監督が考える補強の最重要ポイントがセントラルハーフであるとのこと。現有戦力のフランス代表MFジョルダン・ヴェレトゥ(29)や、ギニア代表MFアマドゥ・ディアワラ(24)、ポルトガル代表MFセルジオ・オリヴェイラ(30)などがチームを離れる見込みが強まっているとのことで、彼らに取って代わる選手を少なくとも1枚加えることが確実だという。
候補としては、パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するアルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデス(27)、アストン・ビラのブラジル代表MFドウグラス・ルイス(24)、ウディネーゼの元U-21フランス代表MFジャン=ビクトル・マケンゴ(23)、そして、モウリーニョ監督にとって最も説得力のあるビッグネームとしてネベスがリストアップされているようだ。
ウォルバーハンプトンはネヴェスが流出した場合に備え、すでにスポルティング・リスボンからポルトガル代表MFジョアン・パリーニャ(26)を確保していると伝えられており、ネヴェスのステップアップへ向けて、各方面で準備は整ったものと考えられている。