ジュビロ磐田守勢 無得点ドロー J1リーグ第15節


2022-05-30

磐田は立ち上がりから相手にボールを保持され、守備ブロックで耐える時間が続いた。39分にはカウンターから決定機を許したが、GK三浦の好守でしのぎ前半を両チーム無得点で折り返した。
後半も神戸の猛攻は続いたが、磐田はFWファビアンゴンザレス投入後、前線に起点ができ攻勢に転じた。37分には途中出場のFW杉本がヘディングシュートを放ったが、ゴールを割れなかった。

神戸猛攻に辛抱強く耐え
敵地での磐田の白星は3月5日の京都戦以来、3カ月近く遠ざかっている。さらにこの日は2004年9月から18年近く勝っていない鬼門のスタジアム。悪い条件がそろったが、辛抱強かった。
前半のシュート数は0-9と圧倒されたが、耐えた。前半27分にはゴール前での混戦から押し込まれそうになったが、DF伊藤が体を張ってかき出した。元スペイン代表のMFイニエスタを中心に華麗に攻め立てる神戸とは対照的に泥くさく守った。後半にも猛攻を繰り返す相手のシュートをGK三浦が何度も跳ね返した。三浦は「連敗はできない。ゼロで抑えることが達成できた」と胸を張った。

ただ、神戸のロティーナ監督が「支配できていた」と中央を締める守備ブロックも最後まで固かった。磐田の伊藤監督は「体を張って止めた」とDF陣をたたえながらも「攻撃で数回のチャンスはあった。最後のクロスを入れさせない神戸のパワーが上回った」と振り返った。
まだ前半戦ながら降格圏からの脱出を狙うチーム同士の戦いは痛み分けに終わった。清水時代から残留争いを経験しているMF金子は「順位表や他会場の結果を気にすると思い切ったプレーができなくなる。早く勝ち点を積み上げないと」と話す。現状を打破するには、6月のリーグ戦中断前最後となる週末の横浜M戦で結果を出すしかない。


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