ブレないFC東京指揮官アルベル。鹿島撃破の裏にあった冷静な現状評「あのような相手にボールは持てない」


FC東京を率いるアルベル監督は、勝利の後に改めてチームが踏むべきステップを強調した。29日の試合後会見で語っている。

FC東京は29日、明治安田生命J1リーグ第16節で鹿島アントラーズと対戦。前節終了時点で川崎フロンターレと勝ち点30で並びながらも得失点差で首位に立っていた強敵を本拠地・味の素スタジアムに迎える一戦となった。

試合は立ち上がりに鹿島が高い強度をもって攻め込む展開となったが、FC東京は決定的なシーンをそれほど作らせず。前半半ばの給水タイム後に盛り返していくと、33分と42分に素早い攻撃から渡邊凌磨が2得点を決めた。

さらに、後半も入りこそ鹿島が勢いを取り戻したものの、アダイウトンが個の力を生かした突破でPKを獲得。ディエゴ・オリヴェイラが52分にこれを決めた。直後に上田綺世に今季J1リーグ10点目をマークされたものの、3-1で勝ち切っている。

試合後、アルベル監督は鹿島が「質の高い選手を揃えており、最初からインテンシティーの高い守備をすることは予想していました」と振り返りつつ、「今日は暑く、過密日程でしたので、前半と後半の20分ほどで彼らのインテンシティーが下がる」との見通しも持っていたようだ。

アルベル監督は最終的にボールを保持する戦いを目指していると度々語っているが、2022シーズンはベースを築く時期であることも同様に強調している。そういった中で、指揮官は現状の自チームについてこう述べた。

「先に失点してしまうと我々にとって難しい試合にしてしまうので、それを避けることを求めました。まだチームは成長段階です。あのようなインテンシティーの高い守備をするチームを相手にボールを持っていなすほどはまだ成長していません」 そのうえでつかみ取った勝利。アルベル監督はチームの最大打点ではなく成長曲線にこそ満足感を示している。

「CBにケガ人が多い難しい時期も乗り越え、レアンドロのケガも長引いていて我々には大きな戦線離脱です。障害がある中でプレースタイルの変更を狙った数カ月でした。今季頭の数試合とここ最近の数試合を比較したら明確に違いがあると思います。だからこのチームを強く誇りに思います。サポーターが忍耐強く暖かくこのチームを支えてくれたことに感謝したいです。このプロセスの間にサポーターの皆さんに不安を与えていたら違う展開だったと思います」 Jリーグは第16節を一区切りとし、代表ウィークによる中断に突入。

その後、FC東京は6月18日の第17節で湘南ベルマーレのホームに乗り込むが、着実に成長を遂げてチームを6位にまで引き上げたアルベル監督は、中断期間にさらなる成長を促していく。

 

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